親は全て知っている!?

 

昨日、

歓談室で看護系のコ達の数学の課題をチェックしていると

高3生のコが1人来て

 

「先生。ちょっと良いですか???」

 

といいながら着席。

 

今、他の生徒の課題チェックしているので

 

良くないと言えば良くないし、

良いと言えば良い状況でしたが

 

何だか暗い顔をしています。

課題チェックのコに演習をしてもらうようにして

 

「ん?どうした??」

 

「実は・・・・・」

 

端的に言うと

進路について親に少しきつめに言われたとのこと。

 

本人の中では

 

推薦 or 一般

大学 or 専門学校

ダメだった場合・・・・・

 

などなど考えていましたが

色々と保護者に叱咤、叱咤、激励をされたようでした。

 

彼にとっては

悩むことが増々、増えてしまいどうしたら良いか分からない状況。

 

優しい言葉をかけて欲しいのか

アドバイスが欲しいのか

ただ、話を聞いて欲しいのか

 

色々なパターンを想像し、話を聞いていましたが

最終的に彼に伝えたのは

 

「良かったね」

 

「?????」

本人はきょとんとしていましたが、

親が

どんな想いで彼に伝えたのか想像するとその言葉が一番良いのではと。

 

 

目先のテクニックで進路をコロコロ変えるのではなく、

 

自分のコが20歳、30歳になった時、またそれ以上になった時に

どうなって欲しいのか?

 

それをキチンと思いを込めて、強い言葉で伝えてくれていたようでした。

 

 

本人のゴールは、次の進路への合格

親としては、それは過程。

 

自分のコに

どういう生き方をして欲しいのか

どういう人間になって欲しいのか

 

自分が塾生のコに伝えたのは

キミが30歳、40歳になった時に自分の親に対し、

近くにいることや金銭的な援助は大事なのかもしれないけど

それよりも期待しているのは

 

自立して、社会の中で親の手を借りずに、

心配をかけずに生活していくことでは???

 

と話しました。

 

高校3年間、経験したことの無い事ばかり

自分の

5年後、10年後、20年後なんて想像するのは難しいことですし、

シッカリとしたビジョンを描けるなんてのは

更に大変なことだと思います。

 

高校生の時、30歳なんて超大人な感じがしてましたが

実際30歳になってみると・・・・・(>_<)

 

 

だからこそ、尚更

 

学校の先生とも保護者とも違う第3の大人として

判断決断が出来るように情報を与えていくことや、

先生や保護者の方がおっしゃっていることを

噛み砕いたり、重ねながら伝えていきたいと考えています。

 

今は、

どんどん悩んで良い時期ですし、どんどん苦しんで良い時期ですし、失敗が許される時期。

 

勉強することが最終的な目標や目的ではなく、

将来の人生設計における一つの重要な手法、手段とした中で

何を伝えられるか???

 

最近、

意識的に2~3年生と面談、打ち合わせをしていますが

彼らの貴重な高校生活における1分1秒という時間において、

何をどう伝えるか

 

再確認、再認識した昨日でした。

 

今日はこんなところ。

おしまい。